長門市議会 > 2019-10-07 >
10月07日-05号

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  1. 長門市議会 2019-10-07
    10月07日-05号


    取得元: 長門市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-19
    令和 元年 9月定例会(第3回)───────────────────────────────────────────令和元年 9月(定例)長 門 市 議 会 会 議 録(第5日)                             令和元年10月7日(月曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第5号)                      令和元年10月7日(月) 午前9時30分開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 議案第1号 令和元年度長門市一般会計補正予算(第3号)      議案第2号 令和元年度長門市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)      議案第3号 令和元年度長門市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)      議案第4号 令和元年度長門市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)      議案第5号 令和元年度長門市水道事業会計補正予算(第1号)      議案第6号 令和元年度長門市下水道事業会計補正予算(第1号)      議案第7号 平成30年度長門市水道事業会計決算の認定について      議案第8号 平成30年度長門市下水道事業会計決算の認定について      議案第9号 長門市会計年度任用職員の給与等に関する条例      議案第10号 長門市印鑑条例の一部を改正する条例      議案第11号 長門市人事行政の運営等状況の公表に関する条例等の一部を改正する条例      議案第12号 長門市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例      議案第13号 長門市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例      議案第14号 長門市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例      議案第15号 長門市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例      議案第16号 長門市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例      議案第17号 長門市水道給水条例の一部を改正する条例 日程第3 追加議案第20号から議案第24号・報告第4号の一括上程 日程第4 報告第4号 平成30年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について 日程第5 議案第20号 平成30年度長門市一般会計歳入歳出決算の認定について      議案第21号 平成30年度長門市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に            ついて      議案第22号 平成30年度長門市湯本温泉事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第23号 平成30年度長門市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第24号 平成30年度長門市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第6 議案の委員会付託 日程第7 議員派遣について──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 議案第1号 令和元年度長門市一般会計補正予算(第3号)      議案第2号 令和元年度長門市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)      議案第3号 令和元年度長門市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)      議案第4号 令和元年度長門市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)      議案第5号 令和元年度長門市水道事業会計補正予算(第1号)      議案第6号 令和元年度長門市下水道事業会計補正予算(第1号)      議案第7号 平成30年度長門市水道事業会計決算の認定について      議案第8号 平成30年度長門市下水道事業会計決算の認定について      議案第9号 長門市会計年度任用職員の給与等に関する条例      議案第10号 長門市印鑑条例の一部を改正する条例      議案第11号 長門市人事行政の運営等状況の公表に関する条例等の一部を改正する条例      議案第12号 長門市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例      議案第13号 長門市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例      議案第14号 長門市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例      議案第15号 長門市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例      議案第16号 長門市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例      議案第17号 長門市水道給水条例の一部を改正する条例 日程第3 追加議案第20号から議案第24号・報告第4号の一括上程      議案第20号 平成30年度長門市一般会計歳入歳出決算の認定について      議案第21号 平成30年度長門市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第22号 平成30年度長門市湯本温泉事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第23号 平成30年度長門市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第24号 平成30年度長門市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について      報告第4号 平成30年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について 日程第4 報告第4号 平成30年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について 日程第5 議案第20号 平成30年度長門市一般会計歳入歳出決算の認定について      議案第21号 平成30年度長門市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第22号 平成30年度長門市湯本温泉事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第23号 平成30年度長門市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第24号 平成30年度長門市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第6 議案の委員会付託     予算決算委員会      議案第20号 平成30年度長門市一般会計歳入歳出決算の認定について     総務民生委員会      議案第21号 平成30年度長門市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第23号 平成30年度長門市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第24号 平成30年度長門市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定            について     文教産業委員会      議案第22号 平成30年度長門市湯本温泉事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第7 議員派遣について──────────────────────────────出席議員(17名)1番 綾城 美佳君       2番 早川 文乃君4番 中平 裕二君       5番 橋本 憲治君6番 有田  茂君       7番 吉津 弘之君8番 岩藤 睦子君       9番 南野 信郎君10番 重村 法弘君       11番 重廣 正美君12番 長尾  実君       13番 先野 正宏君14番 三輪  徹君       15番 田村 哲郎君16番 林  哲也君       17番 大草 博輝君18番 武田 新二君                ──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(1名)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局  長 永田 信博君       次  長 山下 賢三君主  査 岡本 功次君       書  記 佐伯加寿馬君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長 …………………… 大西 倉雄君  副市長 ………………… 大谷 恒雄君教育長 ………………… 松浦 正彦君  企画総務部長 ………… 藤田 一保君市民福祉部長 ………… 川野美智明君  経済観光部長 ………… 光永 忠由君経済観光部理事 ……… 田村 富昭君  建設部長 ……………… 早川  進君教育部長 ……………… 中谷 信浩君  消防本部消防長 ……… 中原 弘文君三隅支所長 …………… 小川  章君  日置支所長 …………… 惣代 芳治君油谷支所長 …………… 寺岡 秀勝君  上下水道局長 ………… 宗村 憲知君企画政策課長 ………… 伊藤 和久君  総務課長 ……………… 坂野  茂君財政課長 ……………… 長尾 正勝君  成長戦略推進課長 …… 小林  努君商工水産課長 ………… 宮垣 清久君  農林課長 ……………… 光井  修君学校教育課長 ………… 伊藤 充哉君  監査委員 ……………… 岸田 弘稔君監査事務局長 ………… 大庭  渉君  会計課長補佐 ………… 松永みゆき君──────────────────────────────午前9時30分開議 ○議長(武田新二君) おはようございます。 本日の出席議員については、17人であり、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(武田新二君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により、長尾実議員及び先野正宏議員を指名します。────────────・────・──────────── △日程第2.議案第1号~議案第17号 ○議長(武田新二君) 日程第2、これより議案第1号から議案第17号までを一括議題とします。 各常任委員会における審査の経過並びに結果について、各委員長の報告を求めます。予算決算常任委員長重村法弘議員。 ◎予算決算常任委員長(重村法弘君) 皆さん、おはようございます。委員長の重村でございます。 それでは、予算決算常任委員会に付託された議案について、会議規則第37条の規定に基づき、その審査の経過と結果を予算決算常任委員会を代表して御報告申し上げます。 議案第1号「令和元年度長門市一般会計補正予算(第3号)」については、賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第1号「令和元年度長門市一般会計補正予算(第3号)」の審査の状況について、主なものを御報告申し上げます。 地方創生推進費の健幸資源活用によるまち・ひとづくり事業に関して、委員から6月定例会で議決された健幸百寿プロジェクト事業との関係について質疑があり、執行部から議決された健幸百寿プロジェクト事業費のうち、専門会議の委員報償費、委員の旅費2回分について、地方創生推進交付金の内示を受けたことから本事業へ予算の組み替えを行うものであるとの答弁がありました。 更に、委員からライフスタイル構築高齢者雇用拡大イベントの内容について質疑があり、執行部からシニア層を中心とした雇用創出を目的に、新たなライフスタイルの構築に向けた意識醸成を進める講演会の開催、健康づくりの意識啓発等を目的とした映画上映、山口県立大学との連携による食生活に関する実態調査などを考えているとの答弁がありました。 更に、委員からこれまで開催された温泉ガストロノミーウォーキングについての経緯と、今後の事業展開について質疑があり、執行部からこの事業は温泉だけではなく、美食や景観全てを楽しむなど、健康づくりにも寄与できている新しい温泉旅のスタイルと捉えている。過去4回の集客数、宿泊客数からしてもこの事業を確立させていきたいと考えているとの答弁がありました。 更に、委員から俵山温泉における本イベントの参加者数について質疑があり、執行部から過去4回の総参加者数は271名であり、そのうち宿泊者数は92名である。11月開催予定の5回目については、参加予定数が160名であり、そのうち宿泊者数は30名程度の予定であるとの答弁がありました。 次に、農業振興費の中山間地域所得向上支援事業に関して、委員から補助事業の具体的な内容及び産地パワーアップ事業との相違点について質疑があり、執行部から中山間地域所得向上支援事業は、中山間地域における所得向上に向けた実践的な計画策定、土地の基盤整備、生産販売等の施設整備を総合的に支援する事業である。農産物の生産規模の拡大を狙った産地パワーアップ事業に対し、本事業は農産物の加工販売を狙った事業であり小規模の整備も可能となっているとの答弁がありました。 次に、商工業振興費の長門市しごとセンターを核とした地域未来創造事業に関して、委員から指定管理者制度移行に向けた経費算定の実績数値が整わない原因について質疑があり、執行部から施設管理に係る費用について、給排水施設の整備に伴うガス代の増加や、役務費、委託料等において実績額に基づき再算定したところ、当初の想定額と比較し、大きく乖離が生じたためとの答弁がありました。 次に、住宅管理費の空き家対策事業に関して、委員から今年度の補助申請件数について質疑があり、執行部から8月末時点で4件の申請があり、年度末までに更に3件の申請があるものと見込んでいるとの答弁がありました。 次に、学校給食費の職員人件費及び学校給食費に関して、委員から職員人件費における増額と、学校給食費における給食センター所長報酬を減額する予算が計上されている理由について質疑があり、執行部から給食センターの所長については、非常勤の嘱託職員を配置する予定であったが、2月に発生したアレルギー対応食の誤提供事案などを受け、同センターの組織体制強化等を図ることを目的に正規職員を配置したため、嘱託職員の報酬等を減額し、正規職員の給与を増額したものであるとの答弁がありました。 その他の費目については、特に御報告を申し上げるべきことはございません。以上で予算決算常任委員会の報告を終わります。 ○議長(武田新二君) 以上で、予算決算常任委員長の報告は終わりました。 お諮りします。予算決算常任委員長の報告に対する質疑は省略致したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御異議なしと認めます。よって、委員長の報告に対する質疑を省略致します。 次に、文教産業常任委員長、重廣正美議員。 ◎文教産業常任委員長(重廣正美君) 皆さん、おはようございます。委員長の重廣でございます。 それでは、文教産業常任委員会に付託された議案について、会議規則第37条の規定に基づき、その審査の経過と結果を文教産業常任委員会を代表して御報告申し上げます。 議案第5号「令和元年度長門市水道事業会計補正予算(第1号)」、議案第6号「令和元年度長門市下水道事業会計補正予算(第1号)」、議案第7号「平成30年度長門市水道事業会計決算の認定について」、議案第8号「平成30年度長門市下水道事業会計決算の認定について」、議案第17号「長門市水道給水条例の一部を改正する条例」、以上5議案につきましては、賛成全員で、原案のとおり可決及び認定すべきものと決定致しました。 それでは、審査の状況につきまして主なものを御報告申し上げます。 議案第7号「平成30年度長門市水道事業会計決算の認定について」の審査におきまして、委員から有収率向上のための漏水対策について質疑があり、執行部から布設後40年を経過した経年管が急速に増えており、老朽管更新計画に基づく水道管路の計画的な改良・更新工事の施工及び緊急的な漏水対策のための修繕費の確保に努めるなど、有収率の改善に取り組むとの答弁がありました。 また、委員から市民に対する受益者負担の原則を含めた水道料金の考え方を含む経営状況の公表について質疑があり、執行部から市民に分かりやすい水道事業経営の公表について、今後検討をしていきたいとの答弁がありました。 次に、議案第8号「平成30年度長門市下水道事業会計決算の認定について」の審査において、委員から有収率向上のための具体的な取り組みについて質疑があり、執行部から公共下水道事業についてはストックマネジメント計画に基づく老朽化施設の更新を実施し、また農業集落排水事業及び漁業集落排水事業については、今年度策定予定の最適整備構想、機能保全計画に、機能診断調査等の結果を踏まえた対策を盛り込んでいくとの答弁がございました。 また、委員から一般会計繰入金が多額となっており、不公平感を持つ下水道処理区域外の市民がいると聞いている。市民が不公平感を感じることのない下水道事業経営の健全化について質疑があり、執行部から処理区域外における処理コストも参考にしながら、料金改定の議論を行うなど市民が不公平感を感じることがないような経営を検討していきたいとの答弁がございました。 次に、議案第17号「長門市水道給水条例の一部を改正する条例」の審査において、委員から現行制度で指定を受けている業者に対する改正内容の周知について質疑があり、執行部から10月より指定給水装置工事事業者制度における指定の更新制が導入され、更新期間は5年となるが、初回の更新までの有効期間は、本市においては合併時に一括して再指定しているため、3年間の経過措置の期間中に更新方法等を業者に周知していきたいとの答弁がございました。 なお、そのほかの議案については、特に御報告申し上げるべきことはございません。 以上で、文教産業常任委員会の報告を終わります。 ○議長(武田新二君) これより、委員長報告に対する質疑を行います。御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御質疑もないので、文教産業常任委員長に対する質疑を終わります。 次に、総務民生常任委員長岩藤睦子議員。 ◎総務民生常任委員長(岩藤睦子君) 皆さん、おはようございます。委員長の岩藤でございます。 それでは、総務民生常任委員会に付託された議案について、会議規則第37条の規定に基づき、その審査の経過と結果を総務民生常任委員会を代表して御報告申し上げます。 議案第2号「令和元年度長門市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」、議案第3号「令和元年度長門市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」、議案第10号「長門市印鑑条例の一部を改正する条例」、議案第12号「長門市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」、議案第13号「長門市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第15号「長門市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」、以上6議案については、賛成全員で、可決すべきものと決定致しました。 議案第4号「令和元年度長門市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)」、議案第9号「長門市会計年度任用職員の給与等に関する条例」、議案第11号「長門市人事行政の運営等状況の公表に関する条例等の一部を改正する条例」、議案第14号「長門市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」、議案第16号「長門市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例」、以上5議案については、賛成多数で可決すべきものと決定しました。 それでは、審査の状況について主なものを御報告申し上げます。 議案第9号「長門市会計年度任用職員の給与等に関する条例」の審査におきましては、委員から会計年度任用職員全員をパートタイムで雇用することとしているが、勤務体制を構築できるのかとの質疑があり、執行部から現在雇用中のパートタイム制の臨時職員の任用時間延長や、新たな職員の雇用により対応可能であると考えているとの答弁がありました。 次に、委員から任用の更新手続について質疑があり、執行部から人事評価が義務づけられていることから、評価を行い能力の実証を得てから任用の更新をすることとしているとの答弁がありました。 更に、委員から期末手当支給の条件及び対象人数について質疑があり、執行部から週当たりの勤務時間が30時間以上の職員に支給することとしており、対象となるのは会計年度任用職員への移行が見込まれる職員450人のうち149人であるとの答弁がありました。 討論では、委員からいつでも雇い止めが可能な有期雇用の非正規職員に変わりがないことや、労働条件面で正規職員との格差を残したまま、義務や規律、処罰だけは正規職員並みであること、また非正規雇用を合法化し、非正規化を進めることにつながりかねない等の理由から反対である。議案第11号においても同様の趣旨で認められないとの反対意見がありました。 採決の後、委員から附帯決議案の動議が提出され、提案説明が次のとおり行われました。 議案第9号「長門市会計年度任用職員の給与等に関する条例に対する附帯決議(案)」。 市は、条例の運用に当たっては、以下の事項に十分留意されたい。 1、現行の臨時的任用職員及び非常勤職員から会計年度任用職員への移行に当たっては、不利益が生じることなく適正な勤務条件の確保に努めるとともに、住民サービスに支障を来すことがないよう、人員配置には十分留意すること。 2、人的確保及び雇用の安定を図る観点から、公務の運営は任期の定めのない常勤職員を中心としていることに鑑み、会計年度任用職員についてもその趣旨に沿った任用のあり方を検討すること。 3、本条例施行後、施行の状況について調査・検討を行うとともに、その際、民間部門における同一労働同一賃金のあり方に重点を置いた対応に努めること。 以上、決議する。 討論では、委員からこれらの提言は、会計年度任用職員に移行する臨時職員はもとより、正規職員、そして公務における住民サービスの観点からのものであり、評価できるとの賛成意見がありました。 その後、採決を行い、賛成全員で附帯決議案を可決しました。 議案第14号「長門市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」の審査におきましては、委員から給食費免除の対象となる条件について質疑があり、執行部から市民税所得割額が一号認定については7万7,101円未満の世帯。二号認定については5万7,700円未満の世帯、ただしひとり親世帯は7万7,101円未満の世帯が対象となるとの答弁がありました。 討論では、委員から無償化の財源を低所得世帯ほど負担の重い消費税にしていることや、もともと低所得世帯には減免措置が実施されており、無償化の恩恵がないこと、また公立保育園は無償化の費用を市町村が全額負担する仕組みであり、公立保育園の廃止・民営化に拍車がかかる危険があることから反対である。議案第16号においても同様の趣旨で認められないとの反対意見がありました。 なお、そのほかの議案については、特に御報告申し上げるべきことはございません。 以上で、総務民生常任委員会の報告を終わります。 ○議長(武田新二君) これより、委員長報告に対する質疑を行います。御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御質疑もないので、総務民生常任委員長に対する質疑を終わります。 以上で、各委員長の報告は終わりました。 これより、順次討論及び表決を行います。 議案第1号「令和元年度長門市一般会計補正予算(第3号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 議案第2号「令和元年度長門市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。 議案第3号「令和元年度長門市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕
    ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。 議案第4号「令和元年度長門市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立多数です。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 議案第5号「令和元年度長門市水道事業会計補正予算(第1号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。 議案第6号「令和元年度長門市下水道事業会計補正予算(第1号)」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。 議案第7号「平成30年度長門市水道事業会計決算の認定について」、討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は認定です。委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第7号は認定することに決定しました。 議案第8号「平成30年度長門市下水道事業会計決算の認定について」、討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は認定です。委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第8号は認定することに決定しました。 議案第9号「長門市会計年度任用職員の給与等に関する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立多数です。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。 議案第10号「長門市印鑑条例の一部を改正する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。 議案第11号「長門市人事行政の運営等状況の公表に関する条例等の一部を改正する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立多数です。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。 議案第12号「長門市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。 議案第13号「長門市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。 議案第14号「長門市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立多数です。よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。 議案第15号「長門市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。 議案第16号「長門市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立多数です。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。 議案第17号「長門市水道給水条例の一部を改正する条例」について討論を行います。御意見はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御意見もないので、討論を終わります。 採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。〔賛成者起立〕 ○議長(武田新二君) 起立全員です。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。────────────・────・──────────── △日程第3.追加議案第20号~議案第24号・報告第4号まで一括上程 ○議長(武田新二君) 日程第3、本日市長から議案第20号から議案第24号まで、及び報告第4号が追加提出されました。 これより、議案第20号から議案第24号まで、及び報告第4号を一括議題とし、提出議案について提案理由の説明を求めます。大西市長。 ◎市長(大西倉雄君) 皆さん、おはようございます。ただ今、17議案に対しまして、それぞれ慎重審議を頂き、可決そして認定を頂きましたこと、まずもって心から感謝を申し上げる次第でございます。 それでは、本日追加提出を致しました議案の概要について御説明を申し上げます。 議案第20号から議案第24号は、平成30年度長門市歳入歳出諸決算について、市議会の認定をお願いをするものであります。 初めに、平成30年度につきましては、市民や事業者の皆様との協働のもと、ながと成長戦略を更に深化させ、新たな長門市の創造へ向け、各種事業を積極的に展開をしてまいりました。 主な事業を申し上げますと、健幸づくりへの取り組みでは、市民総参加の健康づくりを推進するため、市内の事業所に対して健幸づくり実践企業・団体登録事業を新たに開始をし、効果的な健康づくりに取り組める環境造成に取り組んでいるほか、地元企業から頂いた寄附を活用した児童発達支援センターや日置保育園新園舎の整備を行うとともに、子どもの貧困対策を総合的に推進するため、有識者等からなる検討委員会を立ち上げ、令和元年度からひとり親世帯等の中学生を対象とした学習支援等を開始することにより、子どもに優しい環境づくりへの取り組みを推進しているところであります。 次に、しごとづくりへの取り組みでは、地域内経済の循環を高める取り組みを進め、平成30年4月にグランドオープンをした道の駅センザキッチンや津黄龍宮の潮吹交流拠点施設等の順調な集客により、観光客数や外貨獲得に伸展が見られたほか、10月に開設を致しました長門市しごとセンターを拠点に、市内におけるひととしごとの情報を一元的に集約し、将来長門市で活躍する人財を生み出すため、地場産業や地域と連携したキャリア教育を提供できる体制の構築に向けた取り組みを進めております。 また、長門湯本温泉観光まちづくり計画においては、新恩湯等の運営事業者が決定するなど、ハード面も含め着実な進展が見られるほか、本年4月には一市一農場構想において、担い手の確保と育成に中心的な役割を果たす一般社団法人アグリながとを設立し、農地集積と生産基盤の更なる充実・強化を図っているところであります。 続いて、地域総合力の発揮への取り組みには、住民自治と協働によるまちづくりを進めることが不可欠であることから、集落機能の再生に向けて、新たな地域づくり協議会の設置や集落支援員の配置を進めるとともに、俵山地区において小さな拠点の形成に向けた事業を展開しているところであります。 このような取り組みを進めた結果、一般会計歳入歳出決算における歳入総額は210億4,440万737円、歳出総額は201億9,256万6,436円となり、実質収支では6億6,132万4,677円の黒字となりました。 また、国民健康保険事業特別会計ほか3会計の特別会計決算総額につきましては、歳入総額は104億6,599万6,671円、歳出総額は99億1,482万8,173円となっております。 なお、各会計決算に係る主要な事業の詳細等につきましては、議案として配布を致しております歳入歳出決算書、主要な施策の報告書等をご覧頂ければと存じます。 この際、御報告を申し上げます。 報告第4号は、平成30年度決算に基づく健全化判断比率及び公営企業の資金不足比率について、監査委員の意見をつけて議会に報告するものであります。 以上、提出議案についてその概要を御説明申し上げました。何とぞ御審議のほどよろしくお願いを申し上げます。────────────・────・──────────── △日程第4.報告第4号 ○議長(武田新二君) 日程第4、報告第4号「平成30年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について」を議題とします。 これより、質疑を行います。御質疑ありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御質疑もないので、質疑を終わります。 この際、暫時休憩します。再開は10時20分からとします。午前10時10分休憩………………………………………………………………………………午前10時20分開議 ○議長(武田新二君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 10月に入ったとは言え、まだまだ暑い日が続いております。暑いなと思われる方は、上着はどうぞ脱がれてもよろしいかと思います。────────────・────・──────────── △日程第5.議案第20号~議案第24号 ○議長(武田新二君) それでは、日程第5、議案第20号から議案第24号までを一括議題とします。 これより、質疑を行います。 最初に、議案第20号「平成30年度長門市一般会計歳入歳出決算の認定について」、質疑を行います。 まず、通告者から行います。先野正宏議員。 ◆13番(先野正宏君) 皆さん、おはようございます。 それでは、質疑通告に基づいて、議案第20号「平成30年度長門市一般会計歳入歳出決算の認定について」、市長に対し、1点総括質疑を致します。 予算書180ページ、主要な施策の報告書124ページの成果には、被害額が2年連続して前年を下回ったと記載をされていますが、有害鳥獣の捕獲実績は、前年度に比べて199頭増加しており、生息数も年々増えていると担当課からお聞きしています。 このような状況から、今後被害が増加する可能性もあるため、猟友会員の更なる確保や近隣市町のように駆除隊を編成するなどの新たな取り組みが必要と考えますが、市長の見解をお伺い致します。 ○議長(武田新二君) 光井農林課長。 ◎農林課長(光井修君) それでは、先野議員の有害鳥獣捕獲、駆除、被害防止等対策事業につきまして、私のほうからお答えをさせて頂きます。 まず、鳥獣被害対策につきましては、防護柵の適正な設置・管理での被害防除、それから隠れ場の除去での生息地管理、増え過ぎた野生鳥獣の捕獲での個体数管理の捕獲の三原則を総合的にバランスよく、集落ぐるみで行うことが重要でございます。 このうち、本市におきましては、最も効果的で重要な対策でございます個体数管理の捕獲について、行政と猟友会、農協、森林組合等で構成を致します長門市有害鳥獣被害防止対策協議会におきまして、毎年度捕獲計画を策定しているところでございます。 この計画に基づき、市内の区域毎に編成された9つの捕獲隊による銃器での団体駆除や捕獲柵・捕獲檻による捕獲を実施した結果、有害鳥獣の捕獲頭数につきましては、議員御指摘のとおり、199頭の増加となり、捕獲実績も上がってきているところでございます。 こうした中、捕獲の重要な担い手であります猟友会につきまして、会員の高齢化や新規会員不足の懸念をされておりますことから、捕獲に係る狩猟免許やわな免許の取得に当たり、必要経費の補助を実施し、新規狩猟者の確保を図っているというところでございます。 また、他市では女性のわな免許の取得が増加していることから、実績のない本市におきましても、新たな捕獲の担い手と致しまして女性がわな免許を取得しやすくなるよう、地域での気運の醸成を図ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。 併せて、シカのくくりわなの規制緩和やサルの大型捕獲柵の増設を図るとともに、これまでの個人による捕獲活動に加え、集落ぐるみの捕獲と猟友会による駆除の連携、更にジビエの消費促進による捕獲意欲の向上を図ってまいりたいというふうに考えておるところです。 ○議長(武田新二君) 次に、重廣正美議員。 ◆11番(重廣正美君) それでは、通告によりまして、同じく議案第20号につきまして質疑をさせて頂きます。 決算書89ページから94ページでございます。主要な施策の報告書29ページから31ページ。各支所費、きめ細かな地域活性化事業について質疑を行います。 市民との協働を一層進めることを目指し、3支所に対して支所長権限の予算枠が平成22年度より確保されたもので、これによりまして地域特有の課題や地域住民の要望に対して迅速な対応が可能となっております。 平成30年度の実績につきましては、主要な施策に記載してあり、概ね執行されている状況でありますが、地域内の要望に対し、十分に応えられているのか。また、10年を経過し、社会状況の変化とともに、より市民協働を進めるためにも事業費の増額を検討する時期に来ているのではないかと考えておりますが、市長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(武田新二君) 大西市長。 ◎市長(大西倉雄君) それでは、重廣議員の質疑にお答えを致します。 議員御指摘のきめ細かな地域活性化事業につきましては、第1次長門市総合計画の基本構想を具現化するための基本目標の一つである「みんなで創り、自分発信するまちづくり」を進めるための事業として、議員御指摘のとおり、平成22年度から各支所において実施をしてきたところでございます。 支所長権限で執行できる予算と致しまして、毎年度100万円を各支所費に計上し、これまで地域活性化への取り組み、地域の安全・安心を確保する取り組み、地域の環境整備を促進するための取り組み、そして緊急を要する事業等について、地域住民からの要望や地区特有の課題に対し、迅速かつ柔軟に対応してまいりました。 地域住民の要望等に迅速に対応することは、市民サービスの原点であり、支所機能の充実や市民協働の観点からも、支所長権限で執行できるきめ細かな地域活性化事業はこれまで重要な役割を担い、一定の成果は上がっているものと考えております。 しかしながら、事業導入から10年を経た今日、過疎化、少子高齢化の進展とともに、特に周辺地域の情勢は大きく変わってまいりました。待ったなしの人口減少問題に立ち向かい、新たな長門の創生に力を注がなければならない重要なときでもございます。 さきの6月定例会の重廣議員の一般質問におきまして、次期市長選への出馬の意向と3期目の市政運営について御質問を頂きました。 御承知のとおり、私は手を挙げさせて頂いている者の一人でございますけれども、その際、私は人材の育成を中心に人への投資に全力を傾けるとし、具体的には5つの約束を市民の皆様に申し上げたところでございます。 その約束の一つと致しまして、「心ある市民サービスなら長門」を掲げさせて頂いております。 声なき声をしっかり聞き、即対応できる体制づくりを進めるために、各支所及び出張所については、集落機能の再生に取り組む地域のまちづくり協議会などと連携し、更に機動力が発揮できるよう、また、ワンストップサービスの一層の充実に向けまして、きめ細かな地域活性化事業の拡充を図り、分権化と地域力の向上につなげていく必要があると考えております。 また、分権化を進める中で、周辺地域における日常生活で必要な機能を集約した小さな拠点の形成について、市民の皆様との対話を重視しながら取り組んでまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(武田新二君) 次に、中平裕二議員。 ◆4番(中平裕二君) 通告によりまして、質疑を致します。同じく、議案第20号であります。 水産物需要拡大推進事業について。これは、決算書187ページ、188ページ。主要な施策の報告書132ページであります。 平成29年度決算と比較し、決算額、執行率ともに低くなっております。事業の進捗状況が進んでいない、または効果があらわれていないと聞き及んでおりますが、平成30年度の事業内容及び今後の事業展開についてお尋ね致します。 ○議長(武田新二君) 宮垣商工水産課長。 ◎商工水産課長(宮垣清久君) それでは、私のほうから中平議員の質疑にお答え致します。 水産物需要拡大推進事業につきましては、市内漁業関係機関等で組織します長門市水産物需要拡大総合推進協議会が事業主体となって行う活動への事業費補助であります。 議員お尋ねの、事業の進捗状況が進んでいない。また、効果があらわれていないと聞き及んでいるとのお話でございますが、これは、近年におきます漁獲量の減少により、安定的な供給体制が整っていないことが主な要因の一つとして考えられるところでございます。 本協議会におけます平成30年度の主な事業内容と致しましては、魚食普及事業における魚料理教室の開催、或いは学校給食への地元水産物の利用促進を図ったほか、ながとお魚まつりは、台風等の影響によりまして開催中止となりましたが、その他地域イベント等での地元水産物のPRや需要拡大、山口ながと加工組合の取り組みによります水産加工品販売促進事業の実施、或いは仙崎ブランド構築事業におけます仙崎トロあじ、仙崎ぶとイカの仙崎旬宣言でのPR活動、更にはキジハタのブランド化に向けた取り組みと致しまして、キジハタフェアを開催し、この期間中、市内におきましては飲食店4店舗で延べ46食分のキジハタ料理の提供を行ったところでございます。 本市としましては、今後も引き続き地元水産物の需要拡大に努めてまいりますとともに、こういった仙崎旬宣言等によりますPR活動、ブランド構築化に向けた様々な事業に取り組んでまいる所存でございます。以上で、説明を終わります。 ○議長(武田新二君) 次に、重村法弘議員。 ◆10番(重村法弘君) それでは、同じくただ今議題となっておるところで、通告に従いまして質疑をさせてもらいます。 平成30年度決算書、或いは監査意見資料によりますと、平成30年度17基金の年度末における現在高は、昨年度比約5億4,000万円増加し、総額76億8,440万3,000円であり、ここ数年は基金の残高が増加傾向にあります。 私は、平成27年9月定例会で、この基金の運用をという側面から指摘をしておりますけれども、計画的運用可能なこの資金と言える基金について、平成30年度はどのような観点から運用され、どのような点に留意をされたのか、お尋ねをします。 ○議長(武田新二君) 松永会計課長補佐。 ◎会計課長補佐(松永みゆき君) それでは、重村議員の御質疑にお答え致します。 基金につきましては、地方自治法第241条の規定において、条例の定めるところにより、特定の目的のために財産を維持し、資金を積み立て、または定額の資金を運用するために設けることができ、その運用については条例に定める特定の目的に応じ、確実かつ効率的に運用をしなければならないとされております。 議員お尋ねの基金運用につきましては、指定金融機関や収納代理金融機関に預けることを基本とし、更に平成29年度からは地方債を中心とした債券運用を開始し、現在残高は10億円となっているところです。 また、平成30年度からは基金の枠を超えて一括運用することとしたので、全基金のうち運用可能な資金について合算し、まとめて運用することが可能となりました。 いずれに致しましても、元本を毀損することのない方法と金融商品で保管、運用しており、令和元年度基金運用益につきましては、初めて1,000万円を超える見込みでございます。以上です。 ○議長(武田新二君) 次に、林哲也議員。 ◆16番(林哲也君) おはようございます。林哲也でございます。それでは、発言通告に基づいて、本日追加提案をされました議案第20号「平成30年度長門市一般会計歳入歳出決算の認定について」お尋ねを致します。 まず、総括的な観点から市長にお尋ねを致します。 決算認定とは、決算を確認する行為であり、これにより決算が確定すれば1年を通じた市長の執行責任は解除されるものであります。そこで、市長は平成30年度の施政方針において、平成30年度は、本市にとって未来を左右する重要な年となるものと考えていると述べておられます。先程の提案理由の中でも若干触れられておりますけれども、平成30年度は健幸づくり、仕事づくり、地域総合力の発揮の3つの重点施策とする地域の力発揮予算として編成をされ、事務事業が執行されておりますが、そこで、市長御自身、その成果と課題についてどういった評価をしておられるのか、お尋ね致します。 ○議長(武田新二君) 大西市長。 ◎市長(大西倉雄君) それでは、林議員の質疑にお答えを致します。大変広範囲にわたっておりますから、若干長くなりますけれどもお答えを致したいと思います。 平成30年度予算は、提案理由でも述べましたとおり、市民や事業者の皆様との協働のもと、ながと成長戦略を更に深化させ、新たな長門市の創造へ向け、各種事業を積極的に展開をしてまいりました。 健幸づくりでは、市民総参加による事業展開を図るため、市内の事業所に対して健幸づくり実践企業・団体登録事業を新たに開始し、23事業所の協力のもと、簡単に取り組めるラジオ体操を初め、健診受診やたばこ対策といった健康づくり活動を各職場で行うといった環境造成を進めたほか、全ての地区社協エリアに配置を目指している地域福祉エリア支援員について3地区で配置を行うとともに、市役所内の組織改編や包括支援センターの機能強化により、地域課題に応じた健幸づくりや福祉施策を効果的に推進できる体制が整いつつあると考えております。 また、子育て支援として、療育の中核施設となる児童発達支援センターの設置や日置保育園新園舎の整備を行うとともに、子どもの貧困対策を総合的に推進するため、有識者等からなる検討委員会を立ち上げ、検討を重ねた結果、令和元年度からひとり親世帯等の中学生を対象と致しました学習支援等を開始するなど、子どもに優しい環境づくりへの取り組みを推進しているところでございます。 次に、しごとづくりでは、地域内経済の循環を高める取り組みを進め、道の駅センザキッチンや津黄龍宮の潮吹交流拠点施設等の順調な集客により、当初の目標を大きく上回ったことから、市内観光客数は過去最高となる254万人を記録し、交流人口の拡大や外貨獲得に伸展が見られたところでございます。 長門湯本温泉観光まちづくり計画において、新恩湯や飲食物販施設等の運営事業者が決定したほか、統一感のある魅力的な景観づくりのための景観ガイドラインの運用などの取り組みを行うとともに、自治会や地元の事業者などが中心となって、河川空間や道路も含めた公共空間の活用に向けた取り組みが進められているところでございます。 また、長門市しごとセンターでは、市内における「ひと」と「しごと」の情報を一元的に集約をし、将来長門市で活躍する人材を生み出すための拠点施設として、地場産業や地域と連携したキャリア教育を提供できる体制の構築に向けた取り組みを進めているところでございます。 一市一農場構想において、担い手の確保と育成において中心的な役割を果たす一般社団法人アグリながとを設立し、農地集積と生産基盤の更なる充実・強化を図っているところでございます。 林業成長産業化では、川上から川下までの林業・木材産業関係者から構成された長門市林業・木材産業成長産業化推進協議会を中心に、林業の成長産業化を推進するため、素材生産量の拡大、担い手の確保育成、市産材の需要拡大に向けた協議を行い、令和元年度から森林資源量調査等の取り組みを実施しているところでございます。 ながとブランドの育成では、キジハタについて、種苗放流や漁礁設置などの事業に取り組んできた結果、市内飲食店においてキジハタを味わえるシステムの構築が図られたところであり、長門市における水産物の安定供給に向けた種苗放流を継続して実施しているところであります。 続いて、地域総合力の発揮では、しごとづくりにかかわる各種事業実施に当たり、NPO法人などの民間団体が中心的な役割を担うなど、民間の力を引き出すという事業展開が図られてきており、引き続き公民連携の取り組みを進めているところでございます。 また、住民自治と協働によるまちづくりを進める上で、集落機能の再生が欠かせないことから、新たに3地区の地域づくり協議会の設置を行ったほか、全ての協議会に設置を目指す集落支援員については、新たに5つの協議会での配置を行うなど、地域の諸課題を把握、解決する組織として、協議会の設立に向け、引き続き支援をしてまいりたいと思います。 更に、小さな拠点の形成では、俵山地区において、県のモデル事業を活用し、地元のNPO法人を中心に積極的な事業展開を図られているほか、各地域づくり協議会において、地域の課題解決を収入につなげるというコミュニティビジネスを目指す取り組みを行っているところでございます。 以上、3つのテーマ毎に平成30年度決算後の状況を含め総括したところでございますけれども、交流人口の拡大や雇用創出など、様々な分野で着実に成果を上げ、まさに実を結びつつあると感じております。今後は、この実が次の新たな花を咲かせ、再び実を結ぶという好循環の仕組みづくりや、これを持続可能なものにするための新たな施策や支援体制が必要と考えております。 そのためには、これまで積み重ねてきた実績や経験、人財など、長門の地域総合力を結集し、市民及び事業者の皆様との協働のもと、ながと成長戦略を更に深化させ、夢を実感に、そして更なる夢につなげていかなければなりません。 しかしながら、全国的な課題でもございますけれども人口減少や少子高齢化、そして農林水産業を初めとする後継者不足への対応、市の独自課題でありますけれども、宿泊客の伸び悩みへの対応や長門市の強みである農林水産物の活用に向けて、大きな役割を担うながとLabによる新たな商品や加工品開発の推進及び販路の拡大など、まだまだ解決すべき課題は残されております。 そこで、私は平成30年度までの成果と課題を整理しつつ、総合計画の7つの基本目標に沿った取り組みを基本方針に位置づけるとともに、重点施策と致しまして、市民の皆様が幸せを感じることのできる健幸づくり、地場産業が活躍しまちに活力を生み出すしごとづくり、そして市民や関係団体が一丸となったまちづくりを進めるための地域総合力の発揮、この3つの項目に着目し、令和元年度予算に引き継いできたところでございます。以上でございます。 ○議長(武田新二君) 林議員。 ◆16番(林哲也君) 今、市長に平成30年度決算を通じた成果と課題に対する評価をお聞きしましたけれども、それを踏まえて具体的な事業についてお尋ねを致します。 まず、決算書の174ページ、176ページ、主要な施策の報告書では116ページの仙崎地区グランドデザイン整備事業についてであります。 市長の答弁にもありましたけれども、地域内経済の循環を高める取り組みの1つである道の駅センザキッチンについて、ながと物産合同会社の代表社員職務執行者の副市長にお尋ね致します。 道の駅センザキッチンは昨年の4月20日にグランドオープンし、同年の8月31日にはグラントオープンから134日目で、来場者50万人を超えております。幸先のいいスタートを切った道の駅センザキッチンでありますが、その1カ月後の9月30日付で、駅長でもあり、ながと物産合同会社の執行責任者であった方が一身上の都合で退職をされております。 これを受けて、道の駅センザキッチンの指定管理者であるながと物産合同会社の組織体制の見直しなどが行われておりますが、道の駅センザキッチンの管理運営についてはまだまだ改善すべき点はあると思います。 そこで、道の駅センザキッチンの事業目的に照らして、平成30年度の事業執行を通じた課題をどう認識しておられるのか、副市長にお尋ねを致します。 ○議長(武田新二君) 大谷副市長。 ◎副市長(大谷恒雄君) それでは、林議員の御質疑にお答えを致します。 昨年の4月20日に本格開設を致しましたセンザキッチンは、オープン需要もございまして、来場者数は1年足らずで100万人を超え、年間売り上げも9億円となっており、まずは好調なスタートを切ることができました。 ただ今、議員御指摘のとおり、昨年の9月末に駅長が退職を致しまして、組織体制の見直しが急務となったところでございますけれども、後任の駅長には適任者を選任することができ、従業員の補充も順調に進めることができたものと考えております。 また、オープン当初は出荷者やテナント事業者の皆様と意思疎通がうまくとれないということもございましたけれども、10月以降意見交換の場を設けまして意思疎通を重ねるとともに、イベントなど共同した取り組みの実施を通じまして連携が深まっており、関係者が一枚岩となった施設の魅力づくりが進んでいるものと考えております。 平成30年度の事業執行を通じた課題と致しましては、1点目に直売所に並ぶ産品や商品の地元割合が概して高くないこと、そして2点目に市外からのお客様の占める割合が85%ということになっておりますことから、地元の方の利用促進、これが課題であると認識を致しております。 そのため、地元産品の品ぞろえの充実やポイントカード会員の勧誘によりますリピーターの確保、それから土曜朝市の開催など、様々な取り組みを進めているところでございます。以上でございます。 ○議長(武田新二君) 林議員。 ◆16番(林哲也君) ながと物産合同会社の代表社員職務執行者でもある副市長の手腕が問われておりますので、課題解決に向けて力強いリーダーシップを発揮して頂きたいというふうに思います。 次に、決算書の190ページ、主要な施策の報告書では141ページの企業立地促進事業についてであります。 平成28年度から三隅地区工場用地整備事業が始まっております。既に御承知のように、この事業は株式会社アルミネ三隅工場に新工場を建設し、その用地を市が造成するという内容であります。アルミネの進出計画の概要では、工場面積約6.2ヘクタール、建築機械設備投資額35億円、新規従業員数を65名としております。 先般の一般質問でも若干触れておりますけれども、平成30年度は三隅下殿村新開地区において、工場誘致に必要な用地整備及び関連事業が進められております。しかし、用地買収の予定が当初より遅れており、それに伴い事業全体も大きく遅れております。先程の市長の答弁をお借りするなら、喫緊の課題である雇用創出についてはいつまでたっても実を結ばないのです。 こうした問題の所在というのをどういうふうに認識をされ、今後の事業執行にどのように取り組んでいかれるのか、経済観光部長にお尋ねを致します。 ○議長(武田新二君) 光永経済観光部長。 ◎経済観光部長(光永忠由君) それでは、林議員の御質疑にお答え致します。 議員御指摘のとおり、企業立地促進事業で工場誘致に必要な用地の購入が遅れ、加えて、農地転用・開発行為の変更申請の手続きに時間がかかっておりましたことから、事業の全体の進捗にも遅れが生じております。 こうした問題の所在をどう認識しているのかとのお尋ねでございますが、用地の購入につきましては、用地の代金だけでなく、補償の問題もあり、事業の同意が頂けても、契約までにはそれなりの時間を要することや、今回のような大規模な農地転用・開発行為の申請手続につきましては、その調整に想定以上の日数を要することなど、事業細部にわたってのスケジュールの事前把握と管理が十分ではなかったと認識しております。 次に、今後の事業執行にどのように取り組んでいくのかとのお尋ねでございますが、関係部署との連携による各業務の適正なスケジュール管理を行い、造成工事を早期に再開するとともに、共有地に係る法定相続人残り1名との用地交渉を粘り強く行ってまいります。以上で答弁を終わります。 ○議長(武田新二君) 林議員。 ◆16番(林哲也君) 平成29年9月定例会における予算決算委員会の附帯決議を踏まえて、共有地に係る法定相続人残り1名との用地交渉を速やかに行うように申し上げておきます。 次に、決算書の202ページ、主要な施策の報告書では149ページ及び150ページの長門湯本温泉観光まちづくり事業についてであります。 平成28年8月に策定された長門湯本温泉観光まちづくり計画に基づいて、平成29年度から始まった長門湯本温泉観光まちづくり事業は、県事業及び民間投資を除いた現時点での総事業費は、ハード、ソフト合わせて約23億3,600万円が見込まれております。 長門湯本温泉観光まちづくり計画は、人気温泉地ランキング全国トップテンを目標に掲げ、年間200億円の経済効果により、雇用の創出、所得の向上、新たな民間投資、消費の拡大等に加えて、市民税、法人市民税、固定資産税などの税収効果が期待できるとしております。 そして、これを実現していくための手法として、公民連携を取り入れておりますけれども、平成30年度はハード、ソフトの両面から事業が進められておりますけれども、公民連携手法というのをどう認識され、どのように事業執行に反映されたのか経済観光部理事にお尋ね致します。 ○議長(武田新二君) 田村経済観光部理事。 ◎経済観光部理事(田村富昭君) それでは、林議員の御質問にお答え致します。 人口減少や経済の縮小といった課題に直面している本市におきましても、地域が持続的に発展していくためには、公共と民間が一体となった事業の推進、即ち公民連携が必要であると考えております。 民間の事業者や住民のアイデアや意見、これを踏まえ、行政が必要な制度等の構築に向けたコーディネートを行って、公と民が一体となってそのアイデアの実現に向けて実施していく、これが公民連携の手法と認識をしております。 そのような認識のもと、平成30年度におきましては、長門湯本温泉観光まちづくり計画におきまして、公民連携の主な取り組みとして、公共整備へのデザインへの反映をさせるために、将来の交通再編や温泉街の夜間の魅力づくりの検証、また道路や河川などの公共空間を活用するための枠組みの構築の検証などを目的とした社会実験を昨年9月に実施を致しました。 この結果と致しまして、昨年11月から地域の事業者や自治会等で構成される民間の組織であります長門湯本オソト活用協議会によって、県内初めてとなる川床の常設化・運用がなされることとなりました。新しい温泉街の風物詩にしていく新たな取り組みでございます。 また、よりよい景観の形成に向けては、景観法並びに景観条例に基づいて景観形成重点地区の指定を湯本の3区で行っております。また、2月15、16日には童謡詩人・金子みすゞの詩をモチーフにした音信川うたあかりというイベントを開催を致しまして、冬場の閑散期の需要を喚起して平準化を図っていくための対策としての検証も行ったところでございます。 今後も、地域や民間事業者の方々と一緒になって、一体となった公民連携による観光まちづくりの実現に向けて、引き続き取り組んでまいる所存でございます。以上です。 ○議長(武田新二君) 林議員。 ◆16番(林哲也君) 長門市湯本温泉観光まちづくり推進事業については、予算決算委員会の文教産業分科会において、平成29年度の決算案件に係る要望的意見として次のように指摘しております。 長門市湯本温泉観光まちづくり推進事業の中で、一部の住民から不満の声が上がっている。現在、国の補助事業の関係から平成31年度までの3カ年であらゆる事業を完結させる必要があるため、行政及び委託先事業者は、地域住民に対してより親切で丁寧な取り組み姿勢や説明責任が求められると述べておりますけれども、このことは是非肝に銘じて頂きたいと思います。 それでは、通告書最後になりますけれども、決算書の234ページ、主要な施策の報告書では174ページ、教育委員会事務の点検及び評価報告書では44ページ及び45ページの教員業務アシスタント配置事業についてであります。 言うまでもなく、教育の主人公は子ども達であります。教育は、子どもの学びを成長する権利を満たすための社会の営みであり、そこでは子ども一人一人の個人の尊厳が何よりも大切にされなければなりません。政治の中心的な役割は、そうした教育が自主的に、豊かに営まれるよう、条件整備で支えることであります。 教育業務アシスタント配置事業は、教員の多忙化が課題となる中、アシスタントの配置により、教員が子ども一人一人と向き合う時間を確保することで、教育の質を高めるものであります。平成30年度の事業執行を通じて、部活動のあり方など改善すべき事項が挙げられておりますけれども、具体的にどういった問題があり、今後、教員の働き方改革にどうつなげていかれようとしておられるのか、教育長にお尋ねして質疑を終わります。 ○議長(武田新二君) 松浦教育長。 ◎教育長(松浦正彦君) それでは、林議員の御質疑にお答えを致します。 教員業務アシスタント事業は、時間外業務時間の多い中学校へ教員の業務を補助するアシスタントを配置することによって、教員の負担軽減を図ること、いわゆる教員の働き方改革を目的とし、平成30年度に新設された国の事業であり、議員御指摘のとおり、教員が子ども一人一人と向き合う時間を確保することにもつながるものでございます。 本市におきましては、時間外業務時間の多い仙崎中学校と深川中学校へ1名ずつアシスタントを配置して、事務的な業務補助を行っておりますが、時間外業務時間の削減は思うようには至っていないのが実情でございます。 中学校教員の業務時間が多くなる一番の要因として部活動指導があり、平成29年度から平成30年度にかけても、月100時間を超える時間外業務を行った教員の7割が部活動指導を要因として挙げております。 部活動指導のあり方については、これまでも継続して検討してまいりましたが、令和元年6月に部活動の運営方針を策定し、休養日の増加、練習時間の短縮に取り組み始めたところであり、今後、部活動に係る時間外業務時間の削減に期待しているところでございます。 また、教育委員会と学校、PTA役員からなる長門市中学校部活動研究会を立ち上げ、その中で、教員の部活動に係る負担軽減の方策についても協議しているところでございます。 一方、児童生徒にかかわる案件は、近年、多様化・複雑化しており、教員への負担も大きくなっております。そのため、外部の専門家と連携して対応することにより、児童生徒にとってよりよい結果が得られ、教員にとっても負担の軽減が図られるものと考えております。 いずれにしましても、問題解決のために教員業務アシスタントのような人的支援を含め、教員の働き方改革を総合的に進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(武田新二君) 次に、綾城美佳議員。 ◆1番(綾城美佳君) お疲れさまです。通告に従いまして質疑をさせて頂きます。 議案第20号「河川整備事業について」、決算書213ページから214ページです。 予算に対する執行率は99.7%となっておりますが、この事業の成果と課題は何であると考えていらっしゃるのかお尋ねを致します。また、市民から川の砂利を取り除いて欲しいという要望もある中で、防災上の観点から対応できていると認識していらっしゃるのか、お伺いを致します。 ○議長(武田新二君) 早川建設部長。 ◎建設部長(早川進君) それでは、綾城議員の質疑にお答えを致します。 河川整備事業につきましては、護岸の補修や河床の浚渫により通水断面を確保し、洪水時の流路を安定化させ水害を軽減する治水事業として非常に重要な事業であると考えております。 現在、市が管理しております準用河川は、174河川、総延長は約150キロメートルでございます。平成30年度の事業実績と致しましては、河川の護岸補修が1件、河川浚渫工事を9件実施したことにより、水害リスクの軽減につながったところでございます。 課題と致しましては、近年、田畑の宅地化に伴い雨水の地下浸透能力の減少等により、流域が持つ保水・遊水機能といったものが低下することによって、特に市が管理する小規模河川では、河川への雨水の流出量が短時間に増大するなど、水害のリスクが増す状況にございます。 今後は、河川背後の土地利用や洪水時の状況等を把握し、各河川の重要度等勘案しながら、より効果的な予算の執行に努めるとともに、予算の拡充についても、今後検討してまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(武田新二君) 綾城議員。 ◆1番(綾城美佳君) よろしくお願いします。次にまいります。 議案第20号「空き家対策事業について」。決算書では219ページから220ページ。主要な施策の報告書では162ページでございます。 予算の執行率は8.1%となっておりますが、この要因をどう分析していらっしゃるのかということと、事業執行を通じて課題の一つに低所得者世帯への対応が挙げられておりますが、更に不良度判定等の要件緩和も必要になってくると思われるが、今後どう取り組んでいかれるのか、お尋ね致します。 ○議長(武田新二君) 早川建設部長。 ◎建設部長(早川進君) それでは、綾城議員の質疑にお答えを致します。 適切な管理が行われていない危険な状態にある空家等の除却を行う空家除却事業補助金につきましては、予算総額175万1,000円のうち、危険空家除却の補助金として、3件分の150万円を計上しておりましたが、申請件数がゼロ件であったことから、予算に対する執行率が8.1%となったところでございます。 空家等の所有者は、市外に居住されている方が多く、広報やほっちゃテレビなどを利用し、事業の周知を行ってきたところでございますが、制度の周知徹底に至らなかったものと考えられることから、本年度より所有者全員に固定資産税納税通知書に空家等の適正な管理に関するチラシを同封し、制度周知を図ったところでございます。 次に、議員お尋ねの補助要件の緩和についてであります。 申請者世帯の総所得金額が250万円未満で、かつ、不良度判定が100点以上の空家を対象としておりますが、本年度から補助額の上限を倍増させるなど、制度を拡充したところ、当初予算を上回る補助申請額が見込まれたことから、9月議会においても補正予算を追加計上したところでございます。 また、不良度判定につきましては、国が示す住宅地区改良法施行規則に準じ、損傷の度合いを数値化し定量的に判断しており、今後も引き続き、国の制度に沿った対応に努めてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(武田新二君) 綾城議員。 ◆1番(綾城美佳君) 次にまいります。 議案第20号「教育支援センター事業について」、お尋ね致します。 決算書は233ページから234ページ、主要な施策の報告書は169ページ、教育委員事務の点検及び評価報告書は32ページから33ページに当たります。 平成30年度の不登校児童生徒が、中学校では25人と、前年の平成29年の11人に比べ2倍を超えておりますが、この増加要因をどう分析していらっしゃるのか。 そしてまた、トラブルや家庭環境など不登校に至った原因は多様でありますが、通室によって改善が見られる一方、支援につながらない事案も考えられるとのことですが、今後、どう対処していかれるかお尋ねを致します。 ○議長(武田新二君) 伊藤学校教育課長。 ◎学校教育課長(伊藤充哉君) それでは、綾城議員の御質疑にお答え致します。 児童生徒が不登校になる原因や背景は様々で、統計的には不安など情緒的混乱によるものが多く、次いで複合型、無気力となっております。 平成30年度、長門市教育支援センターに通室した児童生徒の原因や背景についても様々であり、友人関係をめぐる問題や学業の不振、家庭の生活環境の変化、家庭内の不和、親子関係をめぐる問題、本人に起因する問題など、多々挙げられます。 議員お尋ねの、平成30年度において不登校生徒が増加した要因でございますが、 人間関係がうまく構築できず、学校生活に適応できなくなったケース、学習でのつまずきが克服できず、学業不振となってしまったケース、生活習慣の乱れや家庭内の問題により登校が困難になってしまったケース、それらの原因が複合したケースなど、多岐にわたったものとなっており、このことこそ不登校が増加した要因ではないかと分析をしております。 教育支援センターにおきましては、センター相談員の粘り強い支援活動により、改善が見られるケースも多くありましたが、地道な支援活動を続けても改善につながらない複雑なケースや、教育支援センターにスムーズにつながらないケースもございます。 次に、こうした状況への対処についてのお尋ねでございますが、教育委員会と致しましては、まず、不登校の状況にある児童生徒に対して、積極的に教育支援センターの活用を働きかけていきたいと考えております。 しかしながら、教育支援センターの活用をやみくもに進められることで、ストレスを感じてしまうこともあることから、児童生徒や保護者の状況を把握して慎重かつ丁寧に対応してまいりたいと考えております。 また、スクール・ソーシャルワーカーや臨床心理士、少年安全サポーターと教育支援センター相談員など、専門的な連携を密にすることにより、児童生徒や家庭、学校に対して、より効果的な支援が行えるようにしてまいります。以上でございます。 ○議長(武田新二君) 次に、岩藤睦子議員。 ◆8番(岩藤睦子君) それでは、最後の質問になりますが、通告に従い質問をさせて頂きます。 同じく議案第20号です。「ながと戦略的産業支援事業について」、決算書192ページ、主要な施策の報告書144ページです。 長門市駅北・南地区活性化事業について、成果として、市内商工団体が事業提案することで自らが地域産業の問題点の洗い出しと解決策、事業を考える機会となったとありますが、地域産業の問題点とは何か、具体的にお答え頂けたらと思います。 ○議長(武田新二君) 宮垣商工水産課長。 ◎商工水産課長(宮垣清久君) それでは、私から岩藤議員の御質疑にお答え致します。 ながと戦略的産業支援事業につきましては、従来の行政提案型の補助事業とは異なり、民間事業者が自らの創意工夫と自助努力をもとに、ながと成長戦略行動計画の実現に寄与するため、産業振興に資する取り組みを公民連携して推進し、市内産業の活性化を図ることを目的とした事業に係る経費を補助するものでございます。 議員お尋ねの、地域産業の問題点とは具体的に何かという御質問でございますが、事業主体であります長門商工会議所では、長門市駅北・南地区活性化事業における問題と致しまして、1点目として人口減少に伴う商業活動の衰退による事業所数の減少、2点目として大型店舗の進出と販売チャンネルの多角化による売上げの減少、3点目として経営者の高齢化、或いは後継者不在等による事業承継問題、4点目としてキャッシュレス化への対応、これらを今後解決すべき問題として捉えられており、現在、これらの対策に向けて取り組んでおられるところでございます。以上でございます。 ○議長(武田新二君) ほかに御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) ほかに御質疑もないので、質疑を終わります。 次に、議案第21号「平成30年度長門市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」から、議案第24号「平成30年度長門市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について」まで、一括して質疑を行います。 御質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御質疑もないので、質疑を終わります。 以上で、ただ今議題となっております議案に対する質疑を終結します。────────────・────・──────────── △日程第6.議案の委員会付託 ○議長(武田新二君) 日程第6、議案の委員会付託を行います。 ただ今議題となっています議案第20号から議案第24号までは、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託します。 お諮りします。ただ今、各常任委員会に付託しました議案第20号から議案第24号までについて、審査終了まで地方自治法第109条第8項の規定により、閉会中の継続審査とすることにしたいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員会に付託しました議案第20号から議案第24号までについては、審査終了まで閉会中の継続審査とすることに決定をしました。────────────・────・──────────── △日程第7.議員派遣について ○議長(武田新二君) 日程第7、議員派遣についてを議題とします。 お諮りします。会議規則第86条の規定により、お手元に配付のとおり議員を派遣したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御異議なしと認めます。よって、議員を派遣することに決定しました。 更にお諮りします。ただ今決定しました議員の派遣については、その後の事情により変更が生じる場合は、変更の決定を議長に委任されたいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田新二君) 御異議なしと認めます。よって、その後の事情により変更が生じる場合は、変更の決定を議長に委任することに決定しました。────────────・────・──────────── ○議長(武田新二君) 以上で、本定例会に付された事件の議事は全て終了しました。これをもって、令和元年9月長門市議会定例会を閉会致します。お疲れさまでした。午前11時15分閉会──────────────────────────────   会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     令和元年10月 7日                議  長  武田 新二                署名議員  長尾  実                署名議員  先野 正宏...